『日帰り名古屋旅行』の巻
(2000年12月9日)

神戸市民のAyako嬢と、大阪市民のワタクシが、このたび「ふしぎの国」名古屋にまたまた参上してしまいました。ワタクシ達がなぜこの時期に日帰り名古屋旅行をやらかしてるかと言いますと、これにはちょっくら事情がございました。

実はワタクシは以前からAyako嬢に「神戸にええお店があるのよーん。チミも神戸に来たらいろいろ連れてってあげるのにー」と言われておりまして、先月に「よし神戸に行ってAyako嬢のオススメのお店を片っ端からこらしめてこよー」と 神戸をAyako嬢とチョロチョロ満喫してたのでございます。

おいしいお昼ご飯を頂いた後、高架下をお散歩していたワタクシ達の目の前に「安売りチケット屋」さんがありまして。「名古屋〜大阪 4300円」と書いた赤い値札が垂れておりました。

「ふーん、あれで名古屋に行ってこれるねー」「ほんまやねー」「アウトバックは名古屋駅から地下鉄で一本やもんねー」 「今日ってやってるのかなー?」「土曜はやってるはずやでー」「今から(14時ごろでございました)やったら、行って食べて帰って来れるねー」「全然余裕で行けるよねー」ってな会話がなされまして、「行っちゃえ行っちゃえー」な結論に達したワタクシ達は、すぐ新幹線チケットを購入し念のためと思ってアウトバックにお電話を入れてみることにしました。

ぷるるるー、ぷるるるる、ぷちっ「はい、アウトバックでーす(奥さんの声)」「やまわきですー。こないだはどもどもでしたー。」「あ、いえいえー。」「あのね、今日ってやってますかー?」「あー、今日はねー、貸しきりなんですよー」「え(°◇°)」

ちょっと正気に戻ったワタクシに今度はたまちゃんから「なんでやねーん、チミらは今日は神戸でおいしいもん食べようツアーをやってるんとちゃうんかー」「うん、そーやねんけどね、なんか今アウトバックに行こうっちゅーことになったのー」「今日はあかんで。俺も働かんと食べるんやもん。それに自分らの知らん人ばっかしやしなー」「えー、あかんのーあかんのー」

ってなわけで、ワタクシ達は「ほなこのチケットは置いといて、有効期限の3月3日までに名古屋に参上することにしよーねー」「うん、それにしても新幹線に乗ってから電話しなくてよかったよねー」「ほんまやでー。よかったよかったー。」とチケットをお財布にしまい込み、神戸マンプクツアーの続きを再開したのでした。(でも新幹線代で有り金のなくなったワタクシは、その直後に三和銀行に直行したのでございます)

神戸ツアーから戻ってきたワタクシ達は、すぐに「ほんで名古屋いつ行くー?」と連絡を取り合いまして「ほな、12月9日の土曜日なんかどーかしらー?」「OKっすー」と今回の名古屋旅行の日取りを決めて、更にアウトバックにも「9日に行くよーん」と連絡も入れて準備万端で今日の日を向えたのでございます。

(長い前振りでしたが、ご静聴ありがとうございました)

 

で。12月9日がやってまいりました。

このような場合に常に誰かに起こしてもらわなくては起きられないワタクシですが、誰にも「起こしてー」とお願いしていなかったため、自力で目覚ましをかけて9時に「あ、9時やん」と思いながらもムニャムニャーと寝ておったところ、「ちゃらららん、っちゃっちゃっちゃっちゃちゃららら♪」とケイタイの「イン・ザ・ムード」がなっているではありませんか。

メールが来ておりました。「起きてる?」なまちゃんです。時刻はすでに9時40分になっておりました。おおお、ありがたいっす。これがなかったら2度寝に突入してたことでございましょう。

感謝しながらダラダラと「ふるさとZIP探偵団」を見ながら準備するワタクシ。本当はたまちゃんに「ちょっと梅田ソフマップでアクセラレータ見て来てほしいんやけどなー」と頼まれてたので、ちょっと早目に出なくてはいけないと思ってたのですが、ここはテレビに弱いワタクシ。佐藤蛾次郎がパクパク食べる海の幸に見とれておりました。

ってなことをやってる間に既に時計は11時をゆうにまわっておりました。12時にAyako嬢と待ち合わせしていたワタクシは急いで梅田に向ったのでございます。

梅田に11時50分ごろ到着したワタクシは「ちょっとだけ見てこようっと」と人だらけの「梅田ソフマップ」へ。アクセラレータの棚にたまちゃんご所望の品がないことを確認し、店員に「メルコの566ないっすか?」と質問しても「ないですねー」とつれないお返事。

腹いせにたまちゃんに「IOデータのんやったらあるでー。これではあかんのんかいなー?」と電話を入れるも、アウトバックは昼食のお客さんで大忙しのお時間。またまた間の悪いことをかましたのでちょっと反省して、これもたまちゃんのご所望の品であるCANONのスキャナのカタログをぱくってお土産にしたのでございます。

待ち合わせのJR中央口インフォメーションのとこには、既にAyako嬢が到着しておられました。「お腹がすいたよー」と言われるAyako嬢と一緒に神戸屋へ行きパンを購入。ワタクシ朝ご飯も食べていたのに、パンが「食べて食べてー」とゆーてるように見えたので一つ購入。新幹線チケットで新大阪まで行き、新幹線に乗り込んでパクパク食べたのでした。おいしかったー。

名古屋駅に到着して改札出たら、ちょうどそこに現れたなまちゃん&ギズモちゃんを発見。めちゃめちゃバッチシなタイミングでございました。なまちゃんの事務所に立ち寄り、車を乗り換え大須に向いました。

車にあった新聞のF1記事に釘付けになったAyako嬢は、「あー、フェラーリはどーこー」とか「まー、だれだれがなんちゃらー」とか、ワタクシにはわからないF1ネタを連発されたので、そのことに関して詳しくお届けできないことをあらかじめご了承ください。

車ではなまちゃんがギズモちゃんに「この人たちはとんでもないんだよー。」と力説。しかし「なぜそこまでビビってるのか」に関しては一切の説明が未だにないため、ワタクシたちは目を点にして「なんでーなんでー?」と戸惑うばかりでございました。この件に関しましては、詳しい説明なんかが頂きたいと思う所存でございますね?Ayako嬢。

さて、そんなこんなで大須に到着。車の中でなまちゃんに「何か食べる?いっぱい食べられるんだったら『ひつまぶし』で軽くなら『スガキヤのラーメン』」と提案されていた私たちは最初「ひつまぶしー」と騒いでいたのですが、この後アウトバックのお鍋が控えてることを懸命にも思い出し、「やっぱしスガキヤ」とスガキヤを目指していきました。

大須の商店街には知らんお店がいっぱいで、「さっすが名古屋だがやー」と感心してるうちにスガキヤに到着。名古屋の人にとっては昔ながらの魚出汁のラーメンで、よく学生が学校帰りに食べるとこやそうです。確かにこんなスープは初めてー。見た目はとんこつ風で白く濁ってるのに間違いなく魚やねんもーん。あとここのスプーンはすごい。先割れスプーンやねんけど、給食のやつに比べたら絶対使えると思いました。(でもこれでカレーは食べ難いかも)

ラーメン食べてホカホカになったワタクシ達は、大須の雑貨屋さんを端からローラー作戦に出て、いろんなオモチャに「ひゃーひゃー」と歓声をあげておりました。ギズモちゃんはギズモを収集してるそうであらゆるギズモに「ひゃー」と目を星にされてました。ワタクシは洋服屋さんに飾ってあったゼンマイオモチャに「ひゃー」となり、店員さんに「向かいのオモチャ屋さんにありますよ。これは私物なんですー」と怒られ、向かいのオモチャ屋で無事GETしました。(いま、うんちブタくんと並んでおります)

ここで近所まで来てるデビくんと合流することになり、ギズモちゃんが「ネオ・リカちゃん(ガン黒リカちゃん)」の携帯ストラップをGETしたとこまでで、ローラー作戦は終了となりました。(この時点で16時ごろ)

 

さてこっからが、やっとアウトバックです。

土曜日の渋滞の名古屋市内を無事に切り抜け、やっと到着したころにはもう17時をまわっておりました。「16時から来ていいよーん」と言われていたため、鍋の中には既に食べれるやーんってくらいのお野菜がおられ、ビールでカンパイしてすぐにお鍋を食べました。

前回のお鍋を勝手な理由で辞退したため食べられなかったなまちゃんは大喜びです。食べても食べても無くならないので、ワタクシも大喜びです。初めてのアウトバックのお鍋にAyako嬢も大喜びです。集中して食べていたため、ほんまに黙って食べていました。

ビールすら通らなくなるくらいあっちゅー間にマンプクになったワタクシは、なまちゃんのカメラを前に数々のモデルぶりを発揮し、ギズモちゃんに笑って頂けただけならまだしも「これ大丈夫?」と心配までして頂けました。

そのあとAyako嬢のさりげない笑顔写真にチャレンジしたなまちゃんは、Ayako嬢が笑顔をことごとく本で隠してしまうため、激写のタイミングを逃しておりました。そして腹いせにけんじいさんの写真を隠し撮りしていました。

アウトバックではたまちゃんがDVDを流してくれていたのですが、なぜか山崎まさよしが固まってしまい「おっかしいなー、こんなんなったことないんやけどなー」と悲しい顔のたまちゃん。これ見よがしに「しやから新しいパソコン買わなくちゃー」と煽るワタクシ達。データ量の少ないAMUROちゃんのDVDに切り替えて再チャレンジです。

「カクカクしてるー」「ちゃうねん。あれはあーゆー踊りやねん」「ちゃうわー、これはプロモーションやからこういう画像なんじゃー」とDVD鑑賞し、散々たまちゃんをからかって楽しく過ごしました。

ここででびくんが、「そろそろ僕たちはこのへんでー」と友達と帰っていきました。この後東京まで乗って帰らないとあかん車のホイールがなんちゃら、でオートバックスに行ってから帰ることにしたみたいです。(その後無事に帰れたみたいでよかったよかった)

前日に飲み過ぎたそうで、この時点で眠気が襲ってきたギズモちゃんはなまちゃんの車でオネムになってました。うちらも再三「帰りの新幹線の時間」を忠告されていたのでこのへんでお開きにしようとたまちゃんに告げると、「ちょっとまっててー」とコーヒーアイスクリームが出てきました。(きゃー)

あいすくりーむーっあいすっくりーむーっ♪

この歌をご存知の方、曲名を教えて下され。
(そして自力で発見。「アイスクリームのうた」です。)

「おいしいおいしいー」と食べてると、他にいたお客さんがどーもたまちゃんに関西弁が聞こえることの不思議を語っておられたようで、そのお客さんに聞いてみると「高松」からこられてました。「その場の盛り上がりのためには少々の嘘はOK」という意見が一致したので、それまで「嘘つき」とか「ひとでなし」と言われていたワタクシたち関西人は「そーやんなー」と団結していたのでございます。

寝てるギズモちゃんの分のアイスも頂き、ほくほくのワタクシは「そーや。家のスピーカーの電池が切れてたんや」と唐突に思い出し、その話をするとなまちゃんが「スピーカー余ってるのがあるけど持って帰る?」とゆーてくれたので、ワタクシたちは駅に行く前になまちゃんの事務所に立ち寄ることにして、食べ散らかしたままのアウトバックを後にしたのでした。

なまちゃんの事務所にあっという間に到着したワタクシが、スピーカーをGETしてホクホクしているとなまちゃんは「プリンタもいらない?」とのお言葉。「プリンタは置くとこないからいいやー」っちゅーてるとAyako嬢が「プリンタあるの?欲しいー。」とゆーてます。

「箱ないの?」「ない」「紙袋とかないの?」「ない」「置いといて」「これは早いもん勝ちだからねー」っちゅー押し問答の末、「欲しいもんはもーて帰らんとー」の結論に達したAyako嬢に「あ、これに入れて帰ったらええやーん」とそこにあった「資源ゴミ」用のゴミ袋(黄色)を発見したのはワタクシでした。

「ええやんええやん、こんな色の袋は大阪行ったらゴミってわからんもん」「そーやなー、大丈夫やなー」「うんうん、2枚目は裏向けてかぶしたら「資源ゴミ」の字もわからんもん」「そーやんなー」と、資源ゴミの袋を2重にかぶせて「おー、これで完璧ー」とAyako嬢はプリンタをGETしたのでありました。

スピーカーをGETしたワタクシたちは、ここでけんじいさんとお別れし、なまちゃん号に乗って名古屋駅へ。なまちゃんとギズモちゃんに見送られながら22時6分の新幹線に乗ってお家に辿り着いたのでありました。

なお、上記のテキストが異常に長くなってしまったのは、ワタクシのレポートの「味」っちゅーことで、ご了承くださいませ。