Feb 16, 2008
「ベルヴィル・ランデブー」
これはすごく好きー。フランスの長編アニメ映画でありますが「好きなタイプの絵が動いてる」ってだけで、もう大満足であります。要所要所に流れる音楽もいいしねー。テーマ曲(スタッフロールで流れるやつね)かっちょ良すぎるって。
どんくらい好きかっちうと、DVDが届いてから連日「PCにDVDを突っ込んでメニュー画面を立ち上げてほったらかす」ってことをやらかしてます。メニュー画面のBGMがテーマ曲やから。本編も見たくなったらすぐ見られるし。公式サイトはこちらっす。
ストーリーは単純なくらい単純。「おばあちゃんと孫息子と犬が3人で暮らしておりました。が、孫息子が誘拐されてしまいました。大変大変ー」おー、わかりやすーい。もし同じネタでディズニーかジブリが作ったら「雄たけびの2つ3つ覚悟しなくっちゃ」って感じですね。
が、そこはフランス。そーはならんのがフランス。なーんでここまでシュールでダークな空気にしちゃうのでしょうか。さすがフランス。おばーちゃんの家のとこ、あんな線路の通し方する必要なんかないやんかー。そんなこんなも含めてのダークな味付けがてんこ盛りっす。
とにかく全編にわたってセリフが殆どないのが特徴です。更に表情もちょっとずつしか変わらないんで一回さらっと見ただけでは感情がわかりにくいのでありますが、数回見れば「あ、ここで喜んでる」「あ、それみて喜んでる」とか複線がだんだんわかってくるのがステキっす。
孫の救出に強力してくれる三つ子のばーちゃんがまた強烈。妖怪のよーです。この映画で唯一笑い声があるのがこの3人なのですが、それがもう怖くみえるわけで。でもステージがかっちょいいから許すけど。
この映画、出てくる登場人物が「全部ちょっと気持ち悪い」のも特徴なのですが、「チャリ号設計のおっちゃん」(犬好きっぽいとこが高ポイント)と「ボーイスカウトくん」(ひたすらカワイソウ)がお気に入りー。四角い構成員も船に弱いとこがいいぞー。
絵はとにかく丁寧。ベースが「絵本」っぽいんよね。細かい線で描きこんであってね。町並みも部屋の中も全部ボロっちくて、スモーキーな色もええ感じ。どこのシーンを切り取っても「絵本」で成立できまするね。一般的な「アニメ塗り」は質感がプラッチックな感じになっちゃうんやけど、ちゃんとその物の質感を残した絵になってるとこが素晴らしいー。
しかも、3DのCGが「絵の質感を壊さないように」組み込まれてるとこが丁寧で。普通アニメにCG組み込むと「どうだ」って言わんばかりの質感になっちゃって「金はかかってるんやろーけど下品」な場合が多いけど、町並みとか船とか車とか「さりげなーく3D」処理されてて、「おー」ってことになっております。
見たことない人への注意点としては、「カエルが嫌いな人は辛いとこあるかも」「カエルが大好きな人にも辛いとこあるかも」「食事しながら見ないほうがよいかも」「スタッフロールの後に1シーンあるから最後まで見てね」ちうくらいかな。
とにかく「お家で安いワイン飲みながらダラダラ見る」が、とっても合うよん(中でみんな飲んでるんやもん)。
で、アカデミー賞の「主題歌賞」にもノミネートされたテーマ曲はこちら↓
いやー、かっちょいいー(PVはふざけてるけど)ヽ(´ー`)ノ
でもずーっと女の人が歌ってると思ってたー。ちなみにPVにはこの人混ざってるけど、本編には登場しないっすよ。歌詞もまたふざけててよいのですよ(スタッフロールの時に日本語訳がテロップで出るの)
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