Jun 21, 2005
「ハチの子リサちゃん」(伊藤理佐)
いろんなエッセイを読んでると、いろんな自慢が出てくるもんであります。王道の「ヤンチャ自慢」から「爆買自慢」「酒飲み自慢」「交遊録自慢」「モテ自慢」「グルメ自慢」と、「あー、この人はこれを『すごいやろ、えっへん』と思ってるんやなー」ってのがわかりやすいことになってたりするのでありますね。
で、「ハチの子リサちゃん」でありますが。自慢してます。ジャンルは「田舎自慢」です。えー、上記の自慢大会には一切参加できないワタクシでありますが、このジャンルだけはうるさいです。「田舎自慢」なら「滋賀」はかなりええとこまで行けるからであります(ワタクシ小学校時代は滋賀育ち)。僭越ながら「『関西地区代表』くらいは行けるやろ」と思ってるとこもありました。
うちの田舎自慢としては、「地名の最後は『大字』」、「字には同じ苗字が固まってるため、どんな年寄りでも名前で呼ばれる、」「同姓同名がいる場合は『上(かみ)の方の○○さん』『下(しも)の方の○○さん』と呼ばれる」、「一声かければ他人の畑から野菜を抜いてもOK(漬物も可)」、「肥え桶が現役である」、「5年前まで下水が通ってなかった(バキュームカーがきてた)」、「小学校は全学年1クラス。当然6年間クラス変えなし(ちなみにワタクシの学年は32人でした)」、「小学校の運動会の客席テントは『字別』である」、「そして一番盛り上がる最終種目は『字別対抗リレー(第一走者2年生まで。第2走者4年生まで。第3走者6年生まで。最終走者制限なし)』である」、「しかも最後の占めは『親子が参加してみんなで盆踊り』」。
はーはー。・・・。今日はこんくらいにしといたるわー(by 池野めだか)。ちなみにうちの弟1号ゴマ太郎くんの学年は「41人」になったからって「20人」「21人」で初の「組」ができたのでありますよ。
が。「上には上がおるもんよのー」であります。「長野」はすごいよー(リサちゃんの田舎は長野の山)。だって「まことちゃん」は転校生に持ち込まれなくてもあったもん。おばーちゃんが死んだときはちゃんと焼いてたし(リサちゃんのじーちゃんは焼かずに屈葬やったらしい)。夏休みの宿題で「乾燥オオバコ10kg(手作り)提出」とかなかったもん。電話も引いてたもん(有線もあったけど)。語尾に「ずら」ってつけないもん。
「ハチの子リサちゃん」は伊藤理佐が18歳で東京に上京するまで生まれ育った長野県での生活の話であります。「田舎自慢」と「貧乏自慢」が混ざってるとこはありますが、ワタクシと同じくちょっと「田舎自慢」に参加できそうな経験者は、楽しく読めると思われます。「ずーっと都会暮らしなの」ちう方、異国の話と思われるかもしれませんが、それはそれで楽しく読めるのではないでしょうか。
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