Apr 11, 2008
「札幌刑務所4泊5日」(東直己)
「作家さんはたいへんだー」と思うことの1つに、「経験したことのないことを、さも知ってるように書く必要がある」ってのがあります。
「一切調べないで全部想像して書く」ちうてる森博嗣みたいな人もいてますが、やっぱし実在するものを話に登場させようと思ったら、「そこを見てくる」あるいは「資料を探しまくる」ってことをする人が多いような気がしますねー(「違うやんけ」て怒る人もいるみたいやし)。
ってなると、やっぱし「実際経験してきました」ってのは説得力があるわけで。資料とかではわからんとこも見てきたりできるしね。しかもそれが「なかなか経験できない」ってなことやと、「経験の報告」が作品になっちゃったりもするわけですよ。お得だー。
さて「札幌刑務所4泊5日」は、そんな「お得感を味わっちゃえー」と「正式に刑務所に入る」計画を実行したドキュメントであります。
東直己と言えば、札幌を舞台にしたハードボイルドもん(「探偵はバーにいる」等)で何冊か読んだことがあったのですが、これはまだ作家になる前の地元タウン誌等でフリーライターをしてたころやそうで。「刑務所に入っておくのも、いいネタになるなー」ちう、「わからんでもない」けど「ほんまにやるなよ」な行動が「あららら」です。
さて、その「刑務所に正式に4泊5日拘留される」ために実行したこととは何でしょう?(しーんきんーんぐたーいむ)
(考えチウ・・・考えチウ・・・)
答え。「原チャリで30キロ制限のところを、48キロで走ってつかまり、後はひたすら罰金(7000円)を払わない」です。なーるーほーどー、参考になるねー。ちうことはワタクシが過去やらかした「駐車禁止の9000円の罰金」やと、1週間くらいは入れるってことかな?(*゚ー゚)φメモメモ...
ま、「罰金払わずにおく」から「刑務所入所」までの間に、「払ったらええやんかー」「だって刑務所入ってみたいんやもーん」「そんなん言うやつ、入れたれへーん」「えー」みたいな、「どっちもだだっこ」的やりとりが、結構繰り返されるわけなので、「入りたい」ちう人を「ほいほいー」と入れてくれるようなとこでもなさそーです。
さすがに、実際入ってから出るまでの間が「4泊5日」ちう短期間なため、日常のあらゆることに「あらー」「まー」「おー」ちうてる間に出てきちゃってて、「刑務所の中での生活」をじっくり堪能したいなー、って人には物足りないとこもあるかもですが、いっぱい出てる「刑務所生活」本の中で、ここまで「終始わくわくしっぱなし」のもんも少ないので、軽く「体験もん」を読みたいなーと思った人にはおすすめっす。
ただ、どう見ても刑務所側からしたら「迷惑」な囚人やったやろーから、その辺を「不真面目だわ。ぷんっ」って思う人はやめておいたほうがいいかもねん。だってどう見たって刑務所赤字やもん。「税金の無駄遣い」に見えないわけでもないわけで。よい子はまねしちゃいけませんよん。
※ 「刑務所生活」をもっとじっくり堪能したい人は、映画になったから有名かもですが「刑務所の中@花輪和一」(こっちはマンガ)がおすすめですよん。絵で全部説明してくれちゃってるからわかりやすーい。滞在期間も「拳銃不法所持で懲役3年」とボリュームたっぷり。場所も札幌やから一緒のとこなんちゃうかな?あわせて読むのがおすすめです。
今、バッグに入っている本
ここで、タイトルだけ見て読んで見たくなり、旅行やらお茶やらに持ち歩いています。
札幌なので、使う言葉も懐かしかった。
タオルやお茶のやりとりが最高。
野球は聞かせてもらえるなんて知らなかった。
地域的にはウチの実家の近くだと思うんだ。同人誌の名前が近所の地名だもん。
でも、どこにあるか知らない。
刑務所ってそんなもんかもね。
私もやってみたい??と思わないでもないが、これを読んだら申し訳なくてやっちゃダメだなと思いましたです。
刑務所の中、ね。
探してみる??
いつも参考にしてるよ??ん
やったらあかんよーヽ(´ー`)ノ
これを読むと、結構手厚く保護されてるっぽい雰囲気になるよねー。
年末とかに「刑務所に入りたくて」って事件起こす人がいるのも、何かわかる気がするなー。
東直己って、今も札幌で書いてる人みたいやから、小説も札幌が舞台になってるの多いよ。飲み屋ネタが多いけどね。
「刑務所の中」は、買うなら文庫が出てるから安くてオススメやけど、図書館とかで借りるなら単行本の方があるかもー。
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