Nov 06, 2005
「ファイナルファンタジーXI プレイ日記 ヴァナ・ディール滞在記」(永田泰大)
いまや「ほぼ日」のエースと言っても過言ではない永田ソフトくんが、「ファミ通」時代に「ファミ通.com」で連載してた「ファイナルファンタジーXI プレイ日記」の書籍化であります。ま、ワタクシは永田ソフトくんは「ほぼ日」で知ったので、WEBでリアルタイムでは見てなかったのでありますが、「この日記は面白いらしい」って情報をどっからか仕入れたので買って読んでみたところ、もう一気読みでした。永田ソフトくん恐るべし。
元々ワタクシ、RPGはすぐ飽きてしまって最後までたどり着けないので(例外は「MOTHER2」のみ)、「ファイナルファンタジー」もひとつもやったことないのでありますが、元々海外とかの旅行記とか滞在記とかは好きなので、感覚からしたらそれに近い感じかなー。
この日記は永田くんがFFXIをやりたいな、ってとこから始まります。なのでゲームが始まる前の、「ソフト購入の一苦労」「モデム購入(オンラインゲームやから)の一苦労」「PS2のオンライン設定でも一波乱」ってあたりから始まっております。ネタばらしとかもないので「ゲーム攻略」を目的に読むものではありません。まさしく「FFXIをしてる人の日記」です。
ゲームをしてないワタクシからしてみると、実際のゲームの絵すら浮かんでこないけど、これを読んでるとPS2に向かってる永田くんの後ろからゲームを覗いてる気分になります。オンラインゲームなんで画面上に人がいっぱいいて、それは他の誰かが動かしてるものなわけで、アバターでのチャットの世界でもあるのでありますね。「これでいいのかなー」とオズオズ進んでいくあたりが、とってもリアルに書かれております。
ワタクシ的に「この人のここがすごいなー」と思うのは、「これでいいのかなー」って気にするポイントがごっつい細かいとこっすね。誰かに話し掛けるときにコマンドを打ち込むらしいのですが、そのコマンドによって画面上の自分が相手を「じっとみつめたり」しよるらしいのですね。でも「これはいやかも」とまず「オジギ」するようにしてみたりとか。細かい細かいー。でもそーゆー葛藤って絶対あるもんやし。「オンラインで知らない誰かと遊ぶ」って、そーゆー葛藤の積み重ねでもあるもんね(チャットで経験済み)。ってなとこが「わかるわかるー」ってなるのであります。
ゲーム上で「はじめて誰かに話し掛けられた」とか「はじめて誰かに助けられた」とかの「はじめてポイント」で、「もっとこーしたらよかったんじゃないかなー」とか「すごく嬉しかったのにお礼を言うのを忘れた」とか一喜一憂してたり、マナーがなってない人と出会って推理に推理を重ねた結果、「この人はすごーく年がお若いのではないか」と結論つけて満足してたり(小学生とかもおるやろしね)、オンラインゲームさながらの出会いがとても面白いっす。
ゲーム自体はいろんなイベントをこなして、レベルとあげるといろんなことが出来て、ってのもあるよーなのですが、ゲーム自体がどーちゃら、ちうよりは永田くんがその世界の中でいろんなことをやらかしたり、いろんな人と出会ったり別れたりってのの日々が、まさしく「滞在記」(中で出会ってる人はリアルに存在してる人なわけなので)。
行ったことないし行くこともないバーチャルな世界ですが、「ゲームには興味がない」ちう人でも「旅行記」や「滞在記」が好きな人には、この本かなりお勧めっす。読み応えあるっすよ。プレイ日記
私のだいすきな文章を書く人がこの人。 永田泰大さんです。 これはファイナルファンタジー11プレイ日記です。 ファミ通・com上で異常ヒット数を記録した 名物日記の書籍です。 『ファイナルファンタジー11』をめぐる 涙あり笑いありの27万字。 ネット接続から、冒..
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